SPEC

光触媒〈セルミューズ〉

光触媒とは、光が当たることにより、空気中の水分や酸素を媒介して、ニオイや汚れなどの有機化合物を酸化分解する物質です。
その際に、光触媒自体は化学変化しません。光さえあれば効果を示すことから、環境に優しい技術として世界的に注目されています。
光触媒〈セルミューズ〉は酸化チタン系光触媒です。
酸化チタンは。白色の粉体で、顔料などとして化粧品、食品添加物、医療品添加物などに多く使われている身近で安全性の高い物質です。


商品形態

形態標準光触媒濃度pH 商品特徴
水懸濁液 10wt% 3~4 成分は光触媒成分と水のみで、添加剤などは入ってません。
分散性も良好で、そのまま使用することもできます。

内容量  20kg
梱包    20L角形ポリ容器

あらゆるニーズにお応えするため、各種開発品も取り揃えていますので、お問い合わせ下さい。

商品形態



セルミューズを用いた光触媒塗料作製例

スプレー、ディッピング、刷毛塗布を想定

《塗料組成》

成分配合比
セルミューズ(固形分換算) 0.5~5wt%
バインダー成分(固形分換算) 0.1~5wt%
その他成分(界面活性剤など) 0.01程度
溶媒(水、アルコールなど) 90~94wt%


《塗料作製法》

1.セルミューズ以外の成分を混合する。
2.1.で作製した混合液にセルミューズ水懸濁液をゆっくり添加する。

《塗料作製時の注意点》

・塗料のpHが6程度の時、光触媒成分が凝集しやすくなります。
 pHを調整することにより改善できます。
・セルミューズ水懸濁液を他成分中に添加すると、凝集は起きにくくなります。
・塗料中の光触媒以外の固形分の量が少ないほど、光触媒効果が発揮されます。